そんなプランで大丈夫か?
難しいけど遊び甲斐があるストラテジーゲーム。

Frozen Synapseについて

Frozen Synapseは、Mode 7によって開発され販売されているストラテジーゲームです。オフラインのキャンペーンと、オンラインでのマルチプレイの2つのモードがあります。オフラインにはSkirmishモードもあり、Instant Skirmishは今すぐCPUとの対戦を始めることができます。Skirmish Generatorではマップのサイズやユニットの種類と人数などを自分で決めて遊べます。キャンペーンモードに興味が無い方は、このSkirmishでユニットの特徴や操作を覚えるといいと思います。

Frozen Synapseのゲームの流れ

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ターンベースのストラテジゲームといえば、お互いがターン毎に交互に行動していくゲームが多いですが、Frozen Synapseは少し変わっています。
この特徴を、ちょいと説明してみようと思います。

一般的なストラテジーゲームの場合

A vs Bの対戦が行われるとします。
まず、最初のターンでAがユニットを移動させ、ターンを終了させます。
Bは自分のターンで、同じくユニットを移動させてターンを終了させます。
AのユニットがBのユニットに接触し、Aが攻撃を仕掛けます。一旦攻撃が終われば、Aのターンが終了します。
攻撃を受けたBは、自分のターンで逃げるか反撃するかを考えます。
という感じで、お互いが自分のターンで行動していくのが、一般的なターンベースストラテジーゲームだと思います。

Frozen Synapseの場合

A vs Bの対戦が行われるとします。
Aは自分のユニットを、どの場所に向かって移動させるか、どの地点で照準を覗かせるか、Bがどのような行動を取るのかを考えてプランを練ります。プランが出来上がったら、自分のターンを終了させます。
Bは、Aと同じく相手がどのような行動を取るのか様々なパターンを想定し、こちらが有利な立場になれるようプランを練ります。プランが出来上がれば、自分のターンを終えます。
お互いのプランが完成すると、AとBのプランは同時に実行され、それぞれのユニットはリアルタイムで5秒間動きます。この間、ユニットを操作することはできません。
5秒毎にタイムアウトを取って作戦を練ることができる、リアルタイムストラテジーゲームだと思えばわかりやすいかもしれません。

つまり、相手の行動から現在の手を考えるのではなく、相手の行動を予想して次の手を考えることになります。
これがFrozen Synapseの難しい点であり、面白さでもあるわけです。

細かすぎる行動命令

少し変わったゲームシステムのため、各ユニットに対してかなり細かく行動命令を出すことができます。
この細かすぎる点はリアルさを出していますが、逆に覚えることや注意しなければならない点も多いので、初めて遊んだ時の取っ付き難さはズバ抜けています。
実際僕もPC版を購入して、何度か放り投げたことがあります…。

Frozen Synapseでは、貴方は司令官となってユニットに指令を出すわけですが、初めてこのゲームで遊ぶ時はユニットになった気持ちで遊んでください。
貴方はカウンターテロリストであり、数人のテロリストが潜む建物に入ったとします。
何も考えずに角を曲がれば、待ち伏せをしていたテロリストにショットガンでミンチにされるかもしれません。
壁にある窓から無防備に身を乗り出せば、スナイパーライフルで頭を打ち抜かれるかもしれません。
目的地を直視しながら十字路を通れば、右から撃たれて致命傷を負ってしまうかもしれません。
そうならないようにするには、どうすればいいのかを考えることが大事です。
通路を歩くときは、常に敵が潜む先を狙いながら歩く。
窓があれば、体が見えてしまわないようにしゃがんで歩く。
曲がり角の手前で一旦立ち止まり、照準を構えて数秒待ち、再び照準を構えたまま歩き出すというような、リアリティのある戦術が重要になります。
実際、銃声が聞こえてから立ち止まって構えるのではなく、照準を覗きながら歩くほうが素早く撃つことができるでしょう。
お互い命懸けで戦うわけですから、一瞬の隙を与えてしまうことは死を意味します。

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画像の場合、4番のユニットを何も考えずに西に歩かせると、敵の2番のユニットに撃たれる可能性がとても高いです。
もしかすると、敵は2番のユニットを北に直進させないプランを立てているかもしれませんが、あらゆる事態を想定するのであれば、こちらの4番のユニットは敵の2番のユニットの方向に照準を向けながら歩くことが望ましいでしょう。
また、部屋の構造を考慮して、待ち伏せをして撃つという手も考えられます。

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味方の1番のユニットは北の方向を向いています。敵の3番のユニットの北には壁がありますが、すぐそばに窓があります。
敵のプランによっては、窓から味方の1番のユニットを撃たれる可能性があります。
この場合、しゃがみながら身を隠すという手段もありますし、思い切って窓に照準を合わせて一か八かの勝負に出るという手も考えられます。
しゃがむと移動速度が落ちますので、速く移動したい時は立ってください。

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敵の1番と、味方の3番のユニットは距離が離れています。
この場合、何もできないように見えるかもしれませんが、何かできるかもしれないと考えてください。
壁と壁の隙間を狙えば、敵の1番を撃つことが可能になるかもしれません。
定規などを使い、壁の隙間を通る弾道を調べてみるといいでしょう。
この画像では、赤いラインを書いて弾道を表してみました。

自分の練ったプランは、実行する前にテスト確認することができます。
敵のプランをテスト確認することはできませんが、自分の命令が間違っていないか、細かくチェックするといいでしょう。
実際にプランを実行するまで、どういう結果になるかわかりませんので、あらゆるパターンを考えてください。

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実際にプランを実行した結果、このようになりました。
判断を間違ったため、味方の1番のユニットは肉片になってしまいました…。
しかし、それ以外のプランは成功で、敵の1番と2番のユニットを倒すことに成功しました。
まだ敵が1人残っていますので、倒すためのプランを練ります。
予想では、敵の3番のユニットは西に向かって直進すると思います。
味方の2番のユニットの東には窓がありますので、窓越しに部屋の間の通路を狙うというプランで行こうと思います。
このように、敵の行動を予測してプランを練って遊んでいきます。

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プランを実行した結果、味方のユニットが何人か撃ち殺されてしまった場合、リスタートしてやり直そうと考える人も多いでしょう。
しかし、Frozen Synapseは毎回マップやユニットの配置が変更されるので、再度同じ構造のマップ遊んで攻略することがやりにくくなっています。
だからこそ、時間をかけてプランを練る必要があるのです。

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ゲーム内のヘルプでは完全に理解できないと思いますので、Unit ForcusやUnit Ignoreなどのわかりにくいコマンドは、こちらのWikiを参考にしてください。

Frozen Synapseの最大の魅力はマルチプレイ

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アカウントを作成しなければなりませんが、オンラインでマルチプレイを遊ぶことができます。
vs CPUとは違い、純粋に人間同士の頭脳勝負になります。
相手の表情などを見ることができないので、こちらの勝利が見えるまでは、相手の行動が正しいのか間違いなのかもわかりません。
Frozen Synapseの最大の魅力は、このマルチプレイだと思います。
プレイヤー数は多くありませんが、今のところ対戦相手が見つからなくて困ることはありません。

プランニングに時間制限はありません。
「早くプランを決めて実行させないと、相手を待たせて悪い。」なんてことを考える必要はありません。
貴方がプランを練っている間、きっと相手はiPadやPCから遠ざかって、テレビを見たり読書をしていると思います。
Frozen Synapseのマルチプレイは、複数の相手との試合を掛け持つことができます。
うまく説明できないのですが、Aさんとの試合でプランを決めたら、次はBさんの試合のプランを実行し、その次はCさんとの試合をするという風に、掛け持ちすることが可能です。
中には対戦相手を増やしすぎてしまったためか、一日経っても相手がプランを決めていないこともあります…。

僕はPvPが大好きですが、ストラテジーゲームは下手なので、マルチプレイはいつも負けています。
まれに「何故しゃがまなかったの?」とか、アドバイス的なコメントをくれる方もいるので、少しずつ学ぶことができます。
初めてマルチをやると、1ターンで壊滅状態にされて涙目になりますよ…。

他のプレイヤーの勝負を見ることもできるので、「こういう方法もあるのか!」と、新たな戦術を発見できると思います。
というか、これが結構楽しいです。

「我こそはストラテジーの神」という方なら是非どうぞ!

Frozen Synapseは、iPadに向いているゲームだと感じます。
椅子に座って頭を悩ませながら遊ぶよりも、iPadを持って寝転がりながらウダウダと遊ぶほうが向いているからです。
プランニングに時間制限が無いので、途中で他のアプリで遊ぶということもやりやすいです。
iPadを持ち歩く方なら、お昼休みにいくつかのマルチプレイでプランを実行しておき、帰宅してから結果を見るという遊び方もできます。

全ての方におすすめというゲームではありません。
全て英語ということで、苦手な方なら楽しめないでしょうし、自分でWikiなどを探して調べる必要もあります。
難易度も高めなので、初めてストラテジゲームで遊ぶという方なら、高確率で放り投げてしまうと思います。

ニッチなゲームかもしれませんが、好きな方はとことんハマれるゲームだと思います。
マルチで自分のプランがうまくいった時は興奮しますし、キャンペーンの特別なルールもとても楽しいです。
Win/Mac/Linux版は、Steamにて2本入りで$24.99となっています。
パソコンで友達と勝負したいのであれば、そちらの購入をおすすめします。

現在の価格は600円となっており、iPad専用タイトルとなっています。
価格などは変更される可能性がありますので、ダウンロード前にストアにて価格と対応デバイスを最終確認お願いします。

こちらからもダウンロード可能です

販売元: Mode 7 Limited
(c) 2013 Mode 7 Limited

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Brothers In Arms 3が発売予定
Trials Frontier が発売予定

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じめじめとした洞窟の中で暮らしています。

2 Responses

    • TROLL

      残念ながらiPad専用です…
      iPadを購入した時、またはPCやMacでゲームをする機会があれば遊んでみてください。

      返信

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