2014年4月に発売され、エッシャー風の幻想的な世界とユニークな仕掛けで多くのプレイヤーを魅了したパズルゲーム『Monument Valley』。開発を手がけたustwoは、自身のTwitterでこう発言した。

『Monument Valley』をインストールしたAndroidユーザーのうち、アプリを購入したのは5%しかいない。iOSは40%だ。

つまり、Android版の『Monument Valley』を所持しているユーザーの95%は、お金を払わずに作品を入手したことになる。“95%すべてが海賊版というわけではではない”にしても、大半はそうだとも考えられる。ustwoは不満をもらしているのではなく、予想していたことであり、これはただ興味深いデータなだけだと付け加えている。なお、この統計には、Amazonで無料配信されたものは含まれていないとのこと。

iOSは40%ということで、これはAndroidユーザーだけのモラルに問題があるというわけではないだろう。2012年に発売されたストラテジーゲーム『Battle Dungeon』は、プレイヤーの90%が海賊版だったという。iOSなのにだ。apkさえ手に入ればどうにかなるであろうAndroidと、イタチゴッコではあるものの対策が講じられている「Jailbreak」からスタートとなるiOS。その差が『Monument Valley』のパーセントに現れているのかもしれない。

やはり海賊版はAndroidが目立ってしまう。2012年にSEGAが発売したAndroid版『Football Manager Handheld 2012』は、プレイヤーの90%が海賊版だった(Eurogamer)。先日、ゲーム開発から距離を置くと発表したLucky Frameのアクションゲーム『Gentlemen!』は、発売から3週間で5万本の海賊版がプレイされ、実際に売れたのは144本だった(Gamasutra)。これもAndroid版である。

海賊版対策のため、基本プレイ無料方式を導入するゲームもある。代表的なのは、MADFINGER Games開発のゾンビFPS『DEAD TRIGGER』だろうか。2012年に99セントの有料アプリとして発売されたが、Android版の海賊版の多さに困り果て、アプリ本体価格は無料でアドオンを販売する仕組みに変更したという。

AndroidといえばGoogleである。Googleはここ数年、検索エンジンでの海賊版への対策「Pirate Update」を進めている。今のところ効果は薄いような気もするが、いずれはモバイルゲームの海賊版も探しにくくなるだろう。そう願いたい。

 

via: VentureBeat

Tweet about this on Twitter0Share on Facebook0Share on Google+0Share on Tumblr

スポンサーリンク

spacer-15x15

iOS向けMOBA『Vainglory』、日本は今月配信予定。日本総括管理者の募集も
今年1年ご愛読ありがとうございました

spacer-15x15

About The Author

じめじめとした洞窟の中で暮らしています。

2 Responses

  1. 名無し

    買い切りアプリの時代は終わりか
    F2Pは安全性があって利益率も良いというのか!

    こりゃスマホゲーの衰退待った無しですな

    返信
    • Troll

      過去にUbisoftは自社のPCゲームの93-95%が海賊版だと言ってました。その後DRMのUplayが登場しましたが、それでも海賊版をなくすことはできなかったようです。モバイルだけではなく、ゲーム全体がやばいですね。
      いずれF2Pばかり紹介する時代がくるのだろうか……。

      返信

Leave a Reply

Your email address will not be published.